秋田出張マジック⑥男鹿でナマハゲを学ぶ・男鹿真山伝承館
秋田出張マジック⑥男鹿でナマハゲを学ぶ・男鹿真山伝承館
お笑い 女性 マジシャン の荒木巴です。
秋田県立大曲農業高校様での芸術鑑賞会で学校寄席に出演させていただき、秋田二日目。旅好きマジシャンのんびり気ままな一人旅です。
秋田二日目は国の重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産にも登録されているナマハゲでお馴染みの男鹿半島へ。
ナマハゲゆかりの地、真山神社にまずは参拝
なまはげ館にて、伝承行事である来訪神・なまはげについて学びます。
そして、「なまはげ館」のお隣、
男鹿真山伝承館へ。
こちらでは毎年大晦日に行われる男鹿の民俗行事「なまはげ習俗」について体験できます。
ナマハゲ習俗学習講座
※NAMAHAGE museum「なまはげ館」サイトより
ナマハゲを知る、見る、体感する。
なまはげ館の隣にある男鹿真山伝承館は、男鹿地方の典型的な曲家(まがりや)民家です。ここでは、元来、民俗行事として大晦日にのみ地元の人以外には中々見ることが出来なかったナマハゲ習俗を広く観光客の方にも知ってもらうために、古い伝統としきたりを厳粛に受け継いでいる真山地区のなまはげ習俗が体感できる学習講座を行っています。
伝統を受け継ぐ真山のナマハゲ
真山地区では古くから伝わっているという角のないお面をかぶり、二匹一組となって家々を練り歩く。ナマハゲは、むやみやたらに家々に入るのではない。ナマハゲを家に入れる主導権はその家の主人にある。
「先立(さきだち)」という役目をする者が事前に家の主人にナマハゲを入れても良いか否かを確認する。先立の合図を確認すると、ナマハゲに扮する二人の若者はウオー!という奇声と共に乱入する。
真山のナマハゲは、その動作一つ一つに昔からのしきたりがある。
やたらと動き回るだけではない。まず家に上がりすぐに四股(シコ)を7回踏む。これで初めて家の中を歩き回ることができる。
「ナマケモノの匂いがする」「ナマケモノはいないか!」などと、荒荒しい奇声を上げ畳を強く踏みしめながら歩き回る。そして、その家の主人が荒れ狂うナマハゲをなだめて丁重にもてなしナマハゲにお膳を添える。
ナマハゲは添えられたお膳に座る前に5回シコを踏む。ウオー!ウオー!と唸っているナマハゲに主人は酒肴をすすめる。
主人とナマハゲとの間で様々な問答が交された後、ナマハゲは来年も豊作であるよう祈願し、再び立ちあがり3回シコを踏みまた歩き回る。家に上がってすぐ7回、お膳に着く前に5回、立ち上がる際に3回、「七・五・三」という男鹿真山のナマハゲ独自のしきたりである。ナマハゲはその家を立ち去る前に「来年もまた来るぞ!」と言い残し次の家へ向かう。ナマハゲは、その家の子供達が病気や怪我などせず幸福になれるようシコを踏むのである。
このナマハゲの伝承は今でも地域の人々の手によって受け継がれ次の世代へ、また次の世代へと継承されているのである。
なまはげ習俗体験講座の時間は、
30分毎で再現しています。
さっそく中へ。
もはや、ポスターが岡本太郎さんの作品か何かに見えてきます。
囲炉裏のあるお部屋
既に入っているお客様のワクワクっぷりが素敵です。
お部屋の雰囲気が厳かで、どこか懐かしい
再現時間となり、なまはげ習俗体験学習がスタート!
とにかく、恐ろしい時間でした。笑
そんなこんなで秋田県男鹿市の真山エリアを満喫して、
再び、なまはげシャトルバスに乗車して、
のどかな風景を眺めながら、
男鹿駅へ。
来る時と同じ男鹿なまはげラインに乗って、
秋田駅を目指します。
なんとなく、、来た時の男鹿なまはげラインとは雰囲気が違う気も致しますが、、気のせい、気のせい。
無事に秋田駅に到着。
改札近くには大好きな秋田県横田市出身のシンガーソングライター高橋優さんの「福笑い」をモチーフにした作品が!
荒木が尊敬する方の何人かが秋田出身(お一人は男鹿)で、今回秋田でお仕事ができたことを光栄に感じます。以前に出演した秋田の有名人ブラボー中谷さんが主催されている「ハタハタコンベンション」も楽しかった。
また秋田でショーができますよう、精進いたします。
楽しい思い出をありがとうございました。
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世界14か国のマジックショーに出演、36か国以上を旅した出張マジシャンの荒木巴
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