新橋演舞場にて新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」観劇
新橋演舞場にて新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」観劇
女性コメディマジシャンの荒木巴です。
新橋演舞場へ。
話題の新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」を観に行ってきました。
「風の谷のナウシカ」は1984年に公開された宮崎駿監督の長編アニメーション映画が有名ですが、元々は全7巻の宮崎駿さんの漫画作品でした。今回の新作歌舞伎は漫画作品を原作とした舞台で、映画とは違うナウシカの物語を楽しむことができました。
昼の部と夜の部の二部構成で、荒木は昼の部を観劇いたしました。
新作歌舞伎 風の谷のナウシカ
※歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人」より引用
「風の谷のナウシカ」は、宮崎駿によって描かれた全7巻で構成される漫画。今回の歌舞伎舞台化は、原作漫画すべてを、昼の部、夜の部通しで上演する初めての試みです。
蟲の王である、王蟲の抜け殻をバックに「風の谷のナウシカ」というタイトルが映し出されると、劇場は一気にナウシカの世界に。舞台は、巨大な産業文明が「火の7日間」と呼ばれる戦争によって滅びた世界。有毒な瘴気を発する菌類の森、腐海に覆われた大地で、巨大な蟲たちがはびこるなか、トルメキア王国と土鬼(ドルク)諸侯国連合帝国は対立し、争いが続いています。風の谷の姫、ナウシカ(菊之助)は、古い盟約に従い、トルメキアの戦列に加わりますが、戦いに王蟲の子どもが使われることを知り、作戦を止めに行きます。
二幕目では、土鬼の基地で、兵器として使用するために王蟲が培養されていたことが明かされます。これは旧世界で悪魔の法として禁じられていた技術。辺境随一の剣士と名高きユパと、トルメキアに滅ぼされたペジテ市の王子アスベルは、培養槽を破壊します。本水を用いた迫力満点の立廻りに、客席もおおいに盛り上がりました。
一方、ナウシカはトルメキアの皇女クシャナ(七之助)とともに行動しています。土鬼軍が瘴気を用いてトルメキア軍と戦いを始め、ナウシカも戦いに加わることに。トルメキア軍と土鬼軍の激しい立廻りを、客席も固唾をのんで見守りました。勝利をおさめたクシャナは祖国を目指し、ナウシカも王蟲を追って南へ向かうことを決めます。それぞれの強い決意を見せたところで、昼の部の切となりました。
ナウシカを尾上菊之助さん、クシャナを中村七之助さんが演じ、ダイナミックな水の立廻りあり、宙乗りありでエンターテイメントとしても大変楽しめました。
新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」ディレイビューイング 映画館で上映
新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」が映画館の大スクリーンでお楽しみいただけます。
前編 2020年2月14日(金)~2月20日(木)
後編 2020年2月28日(金)~3月5日(木)
一週間限定のの映画館での上映。
ご興味ある方は是非!