長崎一人旅3日目 産業遺産・軍艦島上陸ツアー後半
長崎一人旅3日目 長崎観光~産業遺産・軍艦島上陸ツアー後半
2019年9月22日(日)に長崎県に接近しました台風17号の通過に伴い見学施設に損壊があり、上陸者の安全が確保できないため、端島見学施設の供用を9月23日(月)から停止しております。
復旧の見込みは、令和2年2月下旬(予定)ですが、工事工程や海況も含め、諸条件により前後しますことを申し添えます。
※【公式】長崎観光旅行ポータブルサイトより引用
お笑い出張マジシャンの荒木巴です。
全国各地を旅している出張お笑い 女性 マジシャン 荒木巴の旅行記。
今回は長崎で一人旅しています。
いよいよ、長崎最終日。
産業遺産の軍艦島ツアーに参加して熊本へと向かいます。
いよいよ、長崎港での乗船から約40分。
ドルフィン桟橋から産業遺産の軍艦島(端島炭坑)に上陸。
ドルフィン桟橋
※長崎市公式観光サイト「あっ!とながさき」より引用
端島は、地形的に港の建設が不可能だった為、海が「時化」た時の上陸が困難でした。
そこで、考えだされたのがドルフィン桟橋(可動桟橋)です。しかし、台風時の端島の激浪は設計者の計算を遥かに超えたものでした。台風による2度のドルフィン桟橋流失の後、遂に人工島を建設し、ドルフィン桟橋としました。この桟橋が閉山まで利用され、今でもその名残を残しています。
軍艦島に上陸して観光していきます。
第一見学場
※長崎市公式観光サイト「あっ!とながさき」より引用
貯炭場や、従業員住宅、第2竪坑跡などを見ることができます。
第2竪坑は昭和5年に掘り下げを開始し、昭和11年から稼働を開始しました。その後、閉山まで主要坑として採炭が行われました。
今では、ほとんど崩壊していますが、入坑口へ行く為の階段跡を確認できます。
軍艦島ツアーでは老朽化の関係で見学できる場所が限られているのですが、当時人々が暮らしていたアパート群などが遠くに見えます。
最盛期の昭和35年(1960)年には約5300人もの人がこの軍艦島に住んでいました。
当時の東京都23区の9倍、世界一の人口密度だったそうです。
昭和49年に閉山して、今は無人島。
何だか、不思議な感覚です。
第ニ見学場
※長崎市公式観光サイト「あっ!とながさき」より引用
第2見学場からは、レンガ造りの建物が確認できます。
その奥には、総合事務所だった施設があり、その中には、会社事務所だけでなく、会議室や炭鉱マンのための共同浴場等がありました。
総合事務所などが入っていたレンガ造りの施設。
※今回のブログ2枚目の写真が総合事務所跡の正面写真になります。
鉱山の中枢であったレンガ造りの総合事務所は島の司令塔的存在でした。子供達は入れなかったそうです。70〜80名が常駐し島内の指示を出していたそうです。
また端島炭坑は地底にあるため、地下600メートルの炭鉱へと降りるエレベータは現在のように部屋のような状態になっているわけでもなく、重力式。エレベータと共に落下するスピードで降りたそうで(重力式なので。笑)、軍艦島のガイドさんのお話も面白かったです。
第二竪坑坑口桟橋跡
※軍艦島ツアーサイトより引用
主力坑であった第二竪坑を含め、鉱山施設は現在ほとんど崩壊していますが、かろうじて第二竪坑へ行くために設けられた桟橋への昇降階段部分が残っています。第二竪坑の遺構は今ではこれだけです。
第三見学場
※長崎市公式観光サイト「あっ!とながさき」より引用
第3見学場からは、プールと30号棟、31号棟を確認できます。
プールは、昭和33年に完成しました。30号棟は、日本最古(1916年(大正5年)建造)のRC造アパートで、鉱員住宅として利用されていました。
この軍艦島には日常生活に必要な施設はほとんど揃っていたそうです。必要不可欠な学校や病院はもちろん、娯楽施設であるデパート、映画館、テニスコートやプール、パチンコホールやクラブなどもありました。この島では24時間稼働で灯りが絶えることがなく、不夜城と呼ばれていたそうです。電気は近隣の高島から海底ケーブルを通して送電され、水は給水栓で運ばれ貯水槽に蓄えられて配給されていたとのことでした。
炭鉱で働く鉱員は危険で過酷な労働内容のため給与は高く、当時の初任給が3〜4万程だったのに対し、鉱員は20万程だったとのこと。テレビ、洗濯機、冷蔵庫という「三種の神器」の普及も速く、当時はテレビの普及率が日本全体で8%であったのに対し、軍艦島では100%。
島に住み人々は裕福な暮らしだったようです。
30号棟・31号棟アパート
※軍艦島ツアーサイトより引用
30号棟アパートは1916(大正5)年に建設され、当時の日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造の高層アパートで、鉱員住宅として建てられたこの建物は中が吹き抜けになっており、鉄筋コンクリート造としてもまだ試行錯誤の実験的段階でしたので、建築学上大変貴重な建物です。
31号棟の1階には郵便局、公衆電話、理美容院、地下には公衆風呂がありました。
理美容院は65号棟の地下にもありました。
台風等の影響などで年々老朽化が進んでいるようで、ガイドさんが言うには数年後には見れなくなるのではないか?ということ。
世界遺産となりましたが、野ざらしの状態である軍艦島を保護していくのは大変だとおっしゃっていました。
また当時の軍艦島には植物が育つ環境がなく、アパートの屋上に土を運んで花や野菜を育てていたそうです。これが日本で最初の屋上菜園だと言われています。
軍艦島が閉園して無人となり、時を経て、鳥たちが土や種を運んできて、今の軍艦島では少しではありますが緑色の植物を見ることができました。不思議なものだなーと思いました。
立ち入り禁止の場所もいくつもありました。
そんなこんなで観光を終えて、長崎港へと戻ります。
軍艦島上陸記念証明書もいただきましたよ。
軍艦島に上陸した証明が必要な際に使用したいと思います。笑
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