北京 伝統芸能を学ぶ武者修行の旅⑦ 万里の長城編
北京 伝統芸能を学ぶ武者修行の旅⑦ 万里の長城編
お笑い 女性 マジシャン の荒木巴です。
中国の伝統芸能「変面」の修行のために中華人民共和国の首都である北京で10日間の合宿生活のブログ。今回で最終回です。
川劇・変面とは?
※四川変面文化センターHPより引用
川劇芸術の中に最も不思議で有名なのは、変臉(へんれん)です!
瞬時に変わる面の仕組みは世界7不思議の一つとなっています。
一般的に面は喜怒哀楽が表現され、人物を描き出す時に使われる瞼譜(隈取)を瞬時に変える技巧です。
どんなに目を凝らして見ていても、カメラで捉えようとしても、その早技の謎は解けない。鮮やかな衣装がひるがえった瞬間に、付けていた面が変わる、表情が変わる!日本テレビの『世界1のSHOWタイム~ギャラを決めるのはアナタ~』でも放送しました!
演者のお面が、一瞬で違う瞼譜(隈取)に変わります。一度だけではありません、次々に変化していきます。袖が顔を隠す一瞬に変化が訪れるのですが、後半では振り向いて前を向くだけで瞼譜が変わります。瞼譜を一瞬のうちに変えて怒りや恐れ、絶望などの喜怒哀楽を表現する。
見ごたえがあり、実際に目の当たりにすると、伝統芸能の素晴らしさを満喫できます。
10日間ほぼほぼ朝から深夜までの大変な変面修行を終えて、今回の合宿生活は終了。
お世話になったシェアハウス、
このお部屋とも今日でお別れです。
10日間、ありがとうございました。
また夜が明けていない時間に起床。
早朝の便で北京首都国際空港からの飛行機で帰国する皆様と一緒にチェックアウト。
荒木は別で飛行機を予約していたので、それまで北京観光をいたします。
一緒に頑張ってきたメンバーとはここでお別れ。
貴重な思い出をありがとうございました。
また日本で会いましょう。
目的地まで車を走らせて、ようやく日の出。
そして、目的地に到着です。
しかし、朝が早すぎて、まだチケット売り場が空いていません。
せっかくなので、記念写真を何枚か。
そうです。
世界最長の建造物で世界遺産の万里の長城へやってきました。
万里の長城とは?
※中国駐大阪観光代表処HPより引用
紀元前220年、天下を統一した秦始皇帝は、より早い時代に造られていた軍事的防御施設を一つに繋げ、防御システムとしての長城を整備し、北方からの侵略に対抗した。またそれは明代にまで、その時々に応じて修築増築され続け現在の姿になった。長城の文化芸術の価値はその歴史と戦略上の重要性にあり、河北、北京、内蒙古、山西、陜西、寧夏、甘粛にまたがる全長約8851kmの世界で最も長い防御施設である。また外敵防御以外にも、通信と行商人の往来保護において重大な役割を果たした。(2012年中国国家文物局により、総延長が2万1196.18キロメートルにのぼると発表されている。)
土、れんが、石を主な建築材料とし、防御の主体である城壁は地形を利用して山と平原の険阻な場所に造られた。一定間隔ごとに情報伝達の為の烽火台が建てられ、昼間は煙をあげ、夜間は火を灯した。また長城沿線の重要な駐屯拠点として、密閉性のある砦と城壁を備えた関所を形成した。現在観光地となっているのは関所を中心とした部分で、山海関、八達嶺、慕田峪、司馬台、嘉峪関などが有名。そのうち八達嶺は明代に形成された代表的なもので、道が四方八方に通じる要衝の意味でその名がつけられた。最西端の嘉峪関は「天下の険しい関所」と称され、堅固な当時の姿を今に留めている。
中国では「長城に登らざるは好漢(おとこ)に非ず」という言葉があり、万里の長城は中華民族の精神力のシンボルになっているとのことです。
受付がオープンして、チケットを購入。
まだ開店していないお土産屋さんが並ぶ通りを進み、
バスでロープウェイ乗り場まで行きます。
もちろん始発、一番乗りです。
しばらくするとバスの中もいっぱいになりました。
さすが、世界遺産!!!
バス到着。
ロープウェイ乗り場の前に止まるのかと思いきや、
ここからまた歩きます。
さすが、世界最長の建造物!ロープウェイまでも長いです。
万里の長城の案内図。
日本語の説明もありました。
更に歩き、ようやく入り口のようなものが見えてきました。
入り口らしき門に到着。
石碑のようなものがありました。
ようやく、ロープウェイに到着。
万里の道も一歩から。
ロープウェイが見えてきました。
乗り場に到着。
もうこの時点でヒールのある靴を履いてこないことをお勧めします。笑
そして、万里の長城に到着。
ロープウェイを降りた先は城壁ばかり。
世界文化遺産の石碑と一枚。
城壁の上へと上ってみます。
すると、景色が広がってまいりました。
万里の長城!!!
朝が早かったおかげで観光客が少なく、世界遺産独り占め状態です。
もう一枚。
大満足のまま、来た道を戻ります。
万里の長城に観光をされる際には早い時間をお勧めいたします。
朝は開いていなかったお土産屋さんも帰る頃にはオープンしていました。
何やら行事のようなこともされていました。
万里の長城で贅沢な時間を過ごし、
北京首都国際空港へ。
東京へと帰ります。
色々な想いを抱くことのできた貴重な10日間。
自分を追い込み、学ぶことの大切さを改めて感じました。
今回身に着けた技術が自分の目指すショーへの糧となるように今後も頑張ってまいります。
北京でお世話になった皆々様、ありがとうございました。
変面研修 後日談
無事に中国北京での変面修行を終了して、帰国後に変面の修了証書が届きました。
まだまだお仕事として変面をするのは経験が浅いと思っています。
どこかで変面のみ披露していいよー!という場所がありましたら、ご連絡いただければ幸いです。
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