4月沖縄旅③ 宜野湾市・佐喜眞美術館
4月沖縄旅③ 宜野湾市・佐喜眞美術館
お笑い女性マジシャンの荒木巴です。
3月にスギ花粉から逃げるように滞在した沖縄。
4月はヒノキから逃げるべく行ってきました。
※SNSでは、1日1回ブログの更新情報を投稿しています。
実際のブログ投稿とタイムラグがございますので、ご了承くださいませ。
沖縄1日目は国際通りにある島唄ライブが楽しめるお店「民謡ステージ・歌姫」さんに行き、
翌日は宜野湾市にある佐喜眞美術館へ
3月に行きたいと思いつつ、予定した日が休館日で入ることが出来ず、
今回、念願が叶って来ることが出来ました。
佐喜眞美術館について
館長あいさつ「もの想う空間へ」
家族の疎開先の熊本で生まれ育った私は、両親から故郷沖縄がどれほど素晴らしいところであるかをたくさん聞いて育ちました。
その憧れの故郷沖縄に、私が初めてきたのが1954年、小学2年生の時でした。沖縄戦から10年も経っていない沖縄では、地上のすべてが吹き飛び白い石灰岩がむき出しになっていました。
米軍車両が砂煙をあげて走る道路でバスを待つ人たちは、電柱の影にかくれて熱い日差しを避けている。緑り深い熊本から来た私は本当に驚きました。つくづくこの沖縄に「緑陰」がほしいと思いました。先祖の土地が米軍基地となり、その地代で上野誠、ケーテ・コルヴィッツ、ジョルジュ・ルオー等のコレクションをしてきた私にとって、1983年の丸木位里さん、丸木俊さんとの出会いは運命的な出来事となりました。
ご夫妻は、「沖縄戦の図」を沖縄におきたいと願っておられました。 鉄の暴風だと呼ばれるほどの熾烈な戦争だった沖縄戦以後の変化はあまりにも急激で、いまなお翻弄され続けている沖縄の状況のなかで、私はなんとしても、心を落ち着けて静かに「もの想う場」をつくりたいと思いました。
私たちの願いが、一つになって、先祖の土地の一部を取り戻し、1994年11月23日に美術館を開館しました。コレクションをつらぬくテーマは、「生と死」「苦悩と救済」「人間と戦争」です。建物は、沖縄にこだわり、庭にある私の先祖の270年前の亀甲墓と統一感をもたせるように、また屋上の階段は6月23 日(慰霊の日)の太陽の日没線にあわせてつくりました。
1995年に国連出版の『世界の平和博物館』にも収録されています。私は、この美術館が訪れる皆様にとって深々とものを想い、魂の緑陰として感じていただける場となることを願っています。
佐喜眞美術館館長 佐喜眞道夫
常設展示の他、浮世絵展もしていました。
佐喜眞美術館コレクション「浮世絵展」
【会期】2023年3月3日(金)〜4月24日(月)
・葛飾北斎 冨嶽三十六景
・歌川広重 東海道五拾三次1994年、開館以来の初公開。
佐喜眞美術館コレクションの原点となる「浮世絵展」となります。佐喜眞美術館「浮世絵コレクション」について
佐喜眞美術館館長 佐喜眞道夫
私の絵画コレクションのスタートは浮世絵でした。1972年に沖縄が「復帰」したときに沖縄の公務員の給料や軍用地代が6倍になりました。当時、東京の大学に通っていた私は、これは沖縄の「島ぐるみ闘争」に対する分断策だと考え「私たちの庶民の文化を豊かにしたものは何か?」を探し求めてたどり着いたものが浮世絵(高見澤研究所版)でした。私は、「江戸の花」浮世絵ばかりでなく、そこに描かれた歌舞伎、大相撲、落語等々を見てその江戸文化を堪能しました。
浮世絵は、経済力をつけた江戸の中小町民に支えられて一世を風靡した「民衆のための芸術」でしたが、下級武士出身の明治政府は「平民たちのつまらぬもの」として否定してしまいました。その後、ヨーロッパの印象派の画家たちの絶賛が日本にも逆輸入されて国内で再評価され、今日に至ったことは周知のとおりです。
私は北斎の《冨嶽三十六景》や広重の《東海道五拾三次》の風景画をじっくり見ることでこの国にはかつて、どこまでも澄みわたる空気と千年の時をかけて作り上げられた「自然豊かな農村風景」が在ったことを実感ました。明治以来150年間での風景の変わりようには唖然とするばかりです。
広重にはしみじみとした人生の旅情を感じます。世界中の人びとを感嘆させる北斎の《赤富士》や《神奈川沖浪裏》にはやはり天才性を感じます。また、厳しい封建社会の身分制度のなかにあって、「四民平等」や「男女平等」を主張し、幕府にたびたび弾圧された「ふじ講」の人びとの富士登山を描いた《諸人登山》には、「画狂老人北斎」が当時の最先端の思想の持ち主だったことを想像させます。そして幕末の日本にはすでに民衆の間では近代社会が準備されていたことを知りました。江戸のすばらしい文化を破壊した明治政府の「文明開化」「富国強兵」「皇民化教育」政策の延長線上に1945年8月の大破綻がきたことを考えると、成熟した文化を破壊することがどれほど愚かで恐ろしいことかを思わざるを得ませんでした。
昨今のなし崩し的な文化破壊と暴力化していく世相を見るにつけ、「歴史をよりぶ厚く考える」ために私の「絵画思考」の原点である浮世絵をあらためて見直してみたいと思い、今回展示することにしました。
今回は常設展と屋上からの景色を目的に来たのですが、浮世絵にも興味を持っていて葛飾北斎や歌川広重の作品を観ることができて充実した時間となりました。
美術館の中は撮影NGだったので、ここまで。
丸木位里・俊の「沖縄戦の図」を観ることができ、戦争について考えました。
常設展「沖縄戦の図」
丸木位里・俊の描いた「沖縄戦の図」は、地上戦である沖縄戦を体験した方々の証言に基づき、その人々がモデルになって描かれたものです。
丸木夫妻は、「日本人の多くは体験した「空襲」を戦争と思ってしまっている。世界で起こっている戦争は地上戦なんだ。空襲と地上戦は全く違う。日本人は戦争に対する考え方は甘い、こういう国はまた戦争をするかもしれない。」と述べていました。
「沖縄戦の図」は、地上戦を国内で唯一体験した沖縄の人々に沖縄戦のことを教えてもらいながら戦争で人間がどのように破壊されるかを描きそのことをしっかり見て、戦争をしない歴史を歩んでいってほしい、という丸木夫妻の願いが込められています。
第三展示室には、丸木位里・俊の共同制作による 連作『沖縄戦の図』を1994年の開館以来、常設展示しています。
建物も素晴らしく、何度も来たいと思う空間でした。
屋上の様子はまた次回ブログで。
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