青森・十和田市現代美術館へ
青森・十和田市現代美術館へ
お笑い 女性 マジシャン の荒木巴です。
思い立ったが、吉日。
今年はゴールデンウィークのど真ん中、5月4日がお休みだったため、深夜バスで青森まで行ってきました。
朝、青森県十和田市に到着。
深夜バスのサービスで「みちのく温泉」の入浴券が格安で手に入ったので、まずはお風呂で旅の疲れを癒します。
温泉に行って、入浴券とセットで購入した富士屋ホテルのコーヒー券を使い、モーニングコーヒー。
富士屋ホテルから徒歩8分くらいの十和田現代美術館の開館を待ちます。
本当は初めて訪れた十和田市をブラブラ散歩しようと思ったのですが、5月前半のゴールデンウィーク期間の青森はまだまだ寒い!そして、既に夏日のような暑さの東京との温度差が半端ないです。
昼はまだ日差しのある日は暖かいですが、朝や日が暮れると寒い!!
ゴールデンウィーク期間の青森旅は長袖を持ってくることをオススメします。
そんなこんなで、大阪芸大でアートプランニングについて学んだ時に好きになった現代芸術家で地域デザイナーの藤浩志さんが2016年まで館長をされていた十和田市現代美術館に行ってきました。
十和田市官庁街通りにある青森県十和田市が推進するアートによるまちづくりプロジェクト、Arts Towada(アーツ・トワダ)の拠点施設として2008年に開館した現代美術館です。
※こちらの写真は美術館のお隣にある休憩スペース。白い外壁面にはイギリスのアーティスト・ポール・モリソン「オクリア」、神話に出てくるリンゴの木をモチーフにした巨大な壁画です。その横には奈良美智「夜露死苦ガール2012」が描かれていました。
まちづくりプロジェクトの拠点施設として、まちとの繋がりや屋外への開放的な連続性などを提示しながら「アート作品のための家」というコンセプトに設計案を提示した西沢立衛さんが建築を担当。
本当は藤さんがいらっしゃる時に伺いたかったのですが、そこは残念ながら。
開館して今年で10周年ということで訪れることができてよかったです。
美術館の入り口の前には韓国を代表するアーティスト チェ・ジョンファの「フラワーホース」
高さ5.5メートルの鮮やかな作品。圧巻です。
十和田市現代美術館は野外展示も充実していて、通りを挟んだアート広場には様々な作品が展示されていました。
オーストリアのアーティスト、エルヴィン・ヴルムのさ「ファット・ハウス」と「ファット・カー」
真っ白い家が丸々と太っています。笑
ファット・ハウスの中に入ることができました。
中では作品の制作過程が映像で紹介されています。
そして、ファット・ハウスのお隣の広場では、
水玉の女の子や犬、芝生(?)。。
女の子と同じくらいの高さがある水玉のキノコ!
そして、大きな大きな水玉のカボチャ!
水玉に覆われた草間彌生さんのアート空間が広がっていました。
かぼちゃの中に入ることもできます。
中は派手な照明もあって、ダンスホールのよう。
この8つの作品からなる彫刻群は草間彌生さん「愛はとこしえ十和田でうたう」です。
十和田市現代美術館のアート広場での野外展示はどれもこれもスケールが大きく、
ドイツの4人のアーティストからなるユニット・インゲス・イデーの作品「ゴースト」
こちらの背の高い巨大なゴーストと、
そのお隣のお手洗いの窓に垂れ下がっているゴースト。
どちらもインゲス・イデーの作品です。
フランス人建築家フランソワ・ロッシュを中心とする3人の建築家からなる建築事務所・R&Sie(n)が来場者に仮想都市を体験してもらうために創作した作品「ヒプノティック・チェンバー」
仮想都市の内部はこんな感じ。
そんなこんなで野外展示を一通り見終わって、先ほどの休憩スペースで休憩。
青森の特産物である美味しいリンゴで作ったアップルパイ!
ここで休憩して、三沢へ向かいます。
ゴールデンウィークの青森は桜が見頃。
劇団の養成所時代のゴールデンウィークに18切符で弘前城の枝垂れ桜を見に行ったことを思い出します。
ゴールデンウィーク、明日は5月5日の端午の節句
子供の日!ということで、町中に手作りの鯉のぼりが泳いでいました。
海外の芸術家によるプロフェッショナルな作品も素晴らしいですが、その街に暮らす人々が子供の健やかな成長を祈って心を込めて作った鯉のぼりが町中に飾られていること、これもまたアートやモノづくりが生活に根付いていくという意味で行政による街のアートプランニングの本質に近いような気がいたします。
たまーに鯉のぼりに紛れて、ネギのような創作物が泳いでいまして、、これもまた気なるところでした。
さて、今回の旅の目的・三沢市へ向かいます。