秋田大曲農業高校様 早苗振での芸術鑑賞会で学校寄席②
秋田大曲農業高校様 早苗振での芸術鑑賞会で学校寄席でマジック②
お笑い 女性 マジシャン の荒木巴です。
秋田県立大曲農業高等学校様の早苗振での芸術鑑賞会。
曲芸の太平洋さん、マジシャンの荒木巴、そして立川佐平次師匠に落語をお願いして、体育館にて学校寄席を開催させていただきました。
ご覧いただきました生徒さん、先生方、保護者の皆様!貴重な時間をありがとうございました。また寄席をするにあたって、お手伝いしていただきました大曲農業高校の皆様に感謝いたします。
今回の公演は、去年お声がけいただきました芸術鑑賞会ご担当の先生が他の学校へ転勤されるということで去年は「秋田県内の団体を」という話で出演が叶わなかった荒木のマジックショーを今年も引き続きご提案してくださって決まった念願の開催でした。本当に様々な方々のご協力で開催できた学校寄席。関わってくださった皆々様、ありがとうございました。
寄席が終わって、控室でお昼ご飯をごちそうになりました。
大曲農業高校農業科の生徒さんが学校の実習田で心を込めて作った「大農米」のおにぎり。
そして、
生徒さんが育てた野菜と、
豚で調理した豚汁。
最高に贅沢なお昼ご飯。
そんな中で、全巻一気読みしてた漫画「自殺島」と映画「ブタがいた教室」を思い出しました。
自殺島
森恒二による日本の漫画。
日本近海の孤島を舞台に、政府によりこの島に送りこまれた自殺未遂常習者達が、命の意味と向き合いながら生きていく物語である。作中では、食糧を確保するため登場人物達が狩猟採集をする姿が描かれており、前作『ホーリーランド』と同様に、作者の経験を交えながら図解付きでサバイバルに関する説明がなされている。ブタがいた教室
黒田恭史の書籍『豚のPちゃんと32人の小学生 命の授業900日』を原案とした、2008年11月1日公開の日本映画である。キャッチコピーは『――命の長さは、誰が決めるの?』
6年2組の新任教師は「先生はこのブタを育てて、最後にはみんなで食べようと思います。」と提案。ブタにPちゃんと名づけ、校庭に小屋をつくり、交代しながらえさやりから掃除、糞尿の始末まで生まれて初めての作業に戸惑う子どもたちであったが、やがてPちゃんに家畜としてではなくペットとしての愛着を抱くようになっていた。※共にWikipediaより引用
私も過去にマジシャンということでウサギや鶏、今も鳩を飼っていました。飼育する際に同じように「愛着がわくとマジックショーで使えなくなるから名前はつけないほうがいい」と先輩マジシャンからアドバイスをもらったことも思い出されます。鳩に至っては、卵から孵化させて、育てたりもして、多いときは7羽くらいを飼ったり、時にマジックショーで一緒に出演したりしていました。
しかし、時代は変わり、レストラン等のお食事をされる会場でのマジックショーでは衛生上の問題で動物を使ったマジックをすることが難しくなりました。そして、ショーの構成を変えたことをきっかけに動物のマジックはほとんどやらなくなったのです。現在は可愛いペットとして、曲の編集などで音楽を流しているとリズムに合わせて大合唱が起きたりして、ただただ愛おしい同居人、、いえ、同居鳩(?)になっています。
つい、自分の話になってしまいましたが、「命の大切さと食べることの残酷さ」、それを農業高校の生徒さんは高校時代にこうした形で学び、そして、スーパーから毎日の食卓に並ぶ豚を育てているんだなーと思うと感謝以外の言葉が見つかりませんでした。
生きるために学び、その知識と技術と経験を基に働き、お金を得て、生きていく。様々な命に支えられて生きていること、「いただきます」と「ごちそうさま」の言葉の重みも感じました。生かされてるんだなー、たくさんの命とそれを育ててくれた方々の汗と涙に。
今回だけでなく、日々の食事に感謝して暮らしていこうと改めて感じます。学びの多い、時間をありがとうございました。またお土産にいただきました大曲農業高校ブランドの濃厚な葡萄ジュースもごちそうさまでした。